結婚相談所に登録するには、他のマッチングアプリや婚活サイトに比べて、相当に多くの個人情報が必要です。
しかも公的書類によって各データを証明するため、適当な数字やデータを書くこともできません。
となると気になるのが情報流出の危険性、セキュリティやプライバシーですよね。
結婚相談所は個人情報をどう扱っているのでしょうか?セキュリティは十分なのでしょうか?
「結婚相談所と個人情報の取り扱い」についてお話しましょう。
結婚相談所は個人情報の塊
結婚相談所に登録する際には、主に次のような情報を提出することになります。
本名、現住所、学歴、勤務先、収入、独身証明
また、顔写真や家族構成、趣味、興味のあること、探しているお相手のタイプや年齢などの情報も必要です。
改めて見ると、相当な情報量ですよね。
結婚相談所での婚活はこれらのデータを基にお会いしたい相手を探すことから始まりますので、データを提出しないと婚活をスタートすることすらできません。
SNSのプロフィールページ以上のプライベートな情報が集まっているのが結婚相談所なのです。
個人情報はどのように公開されている?
結婚相談所に集められた情報は、会員専用サイトや結婚相談所に置いてある情報ファイルにまとめられています。
どの程度の情報をどのタイミングで公開するかは結婚相談所のシステムによりますので、一概に言うことはできません。
例えば、データマッチング型の結婚相談所の場合、検索性を高めるためにある程度踏み込んだ情報を専用サイトに公開しています。
対して、仲人型の結婚相談所は婚活アドバイザーが選んだ人の情報のみが公開されます。
公開方法も専用サイトで公開、メールでお知らせ、結婚相談所内でのみ閲覧可能など、様々です。
なお、最近は仲人型をとりつつ、データ検索ができる結婚相談所も増え、ネット上で各種情報を確認できるところが多くなっています。
いずれの結婚相談所も「会員以外に情報を見せることはありえない」と言えます。
データが結婚相談所間で共有されることも
個人情報の扱いで一点押さえておかなければならないのは「結婚相談所同士でデータが共有される仕組み」があること。
結婚相談所の多くは結婚相談所連盟やコネクトシップという「結婚相談所間で会員データを共有し、サービス向上に役立てる仕組み」を活用しています。
A結婚相談所の登録者がB結婚相談所で紹介されている、ということが起こります。
これは情報漏洩ではなく、結婚相談所の正式なサービスですので安心してくださいね。
結婚相談所のセキュリティは万全?
結婚相談所は収集した個人情報をお相手探しに役立てていますが、一方で気になるのはセキュリティとプライバシー保護ですね。
結婚相談所ではどのような対策を取っているのでしょうか?
まず、多くの結婚相談所が取得しているのが「プライバシーマーク」です。
プライバシーマークとは一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)が個人情報保護と活用が適切に行われていると認定した団体に与えるものです。
プライバシーマークがある会社は第三者機関が「この会社はきちんと個人情報を保護していますよ」とお墨付きを与えているということ。
しかも、プライバシーマークは2年ごとに更新されるため、常に最新のセキュリティと個人情報保護を行っていなければなりません。
個人情報保護がなされているか確認するには、プライバシーマークがついているかどうかを調べるのが一番確実な方法と言えるでしょう。
結婚相談所ならではの制度も
もう一つ結婚相手紹介サービス業認証制度(IMS)という、結婚相談所に特化した個人情報保護・活用の制度があります。
これはその名の通り、消費者が結婚相談所サービスを安心して使えるよう、第三者が結婚相談所のサービスの質や信頼性を評価し、認定した結婚相談所(結婚相手紹介サービス)に認証を付与します。
プライバシーマークはあらゆる業種で使われていますが、こちらは結婚相手紹介サービス特化の認証なので、より信頼が置けると言えるでしょう。
信頼できる結婚相談所の選び方
結婚相談所といっても地域密着型の小さなところから全国規模の大手まで様々あり、個人情報保護の取り組みも千差万別です。
そのため「結婚相談所のセキュリティは~」と一言で言い表すことはできません。だからこそ、安心できる結婚相談所を選ぶことが大切です。
セキュリティ・プライバシーを重視して結婚相談所を選ぶ場合、これまでお話ししてきた「プライバシーマーク」「IMSマーク」がついているかどうかを見るのが一番簡単かつ確実な方法と言えるでしょう。
結婚相談所を探すときはぜひ、個人情報保護に力を入れているかどうかもチェックしてみてくださいね!