結婚相談所には、出会いもあれば別れもあります。
最初にマッチングした人とすんなり結婚するというケースはまれであり、ほとんどの方が何人かの方とお見合いや仮交際をした後、自分と相性の合う方に巡り合います。
しかし…あまり交際経験がない人にとって、交際開始以上に気を使い、時には恐れるのが「別れ」。
この人は何か違う気がする、でも断ったら悪いのではないか…そんな悩みを抱えたまま、ズルズルと望まぬ交際を続けてしまう人もいます。
ハッキリ言いましょう。
結婚相談所を介しての交際において「お別れ」は悪いことではありません!
むしろ「価値観が合わない」「この人とは結婚できない」と思ったら切り替えられるのが結婚相談所の強みです。
結婚相談所経由の出会いはそれまでの交友関係とは別軸のため、知り合いの目を気にする必要もありません。
結婚はあなたの人生を決める大事なライフイベント。本当の幸せのために次の出会いを探すのは「アリ」なのです。
とはいえ「どうしたら後に引かず、もめずに断れるだろう?」「トラブルにならないかな」と心配する気持ちもわかります。
今回は婚活につきものの“スムーズな断り方(別れ方)”についてお話ししましょう!
断り方の鉄則は「 自分で言わない」
結婚相談所を介しての出会いの場合、お断り・お別れは婚活アドバイザーを経由するのが原則です。
専任アドバイザーがいる場合は専任アドバイザーに、そうでない場合もアドバイザーに伝えるようにしましょう。
これは揉めないための方法であると同時に、結婚相談所のルールです。
「自分で伝えないと無責任な気がする」という方もいるかもしれませんが、結婚相談所経由での交際の場合、その進捗を結婚相談所が把握している必要があります。
交際が順調な場合もそうでない場合も、まずは結婚相談所のスタッフやアドバイザーに相談するようにしましょう。
絶対にやってはいけないのが、結婚相談所を介さずに自分たちだけで解決しようとすること。
結婚相談所の利用者には交際に慣れていない方も多く、別れ方がわからずトラブルが発生する可能性が高くなります。
お断りする際の 注意点
このように、お別れ・お断りする際は基本的に結婚相談所に対応を任せる形になります。
繰り返しますが、お断りそのものは決して悪いことではありません。ただ、いくつか注意点がありますので、把握しておいてください。
お断りした相手と再び会うことは、ほぼありえない
結婚相談所のシステム上、一度お断りした相手と再び会うことはほぼありえません。
まず、お断りした場合、双方で個別に連絡を取ることは禁止されます。
万が一、色々な方と会った結果「やっぱりあの人が…」となったとしても、お相手はすでに別の方と婚活を進めている可能性が高いです。
「お断りしたら復縁はない」という点は了解しておいてくださいね。
決断はずるずる引き延ばさない
婚活がうまくいかない人の中には「この人じゃない気がする…でも断るのも悪いし、次の人に会える気がしないし…どうしよう…」などと悩み、決断を引き延ばしてしまう人がいます。
結婚相談所に限りませんが、交際期間は長引けば長引くほど断りにくくなるものです。
また、結婚の見込みがない場合、引き延ばすことはお相手の婚活の邪魔をしていることにもなりかねません。
「合わない」と思ったならば、早めに決断することも大事です。
タイミングがつかめない場合は「デート3回ごとに改めて自分の気持ちを確認する」など、自分なりの基準を設けておくのも一つの方法です。
なぜNGだったのか、アドバイザーに伝える
原則的に、お断りしたい理由をお相手に直接伝える必要はありません。
仮にお断りのメールを入れる必要が生じた場合も理由は書かず「私にはもったいない方ですので」など、相手のプライドを傷つけない表現をする方がスマートです。
ただし、アドバイザーには「なぜNGだったのか」をきちんと伝えるようにしましょう。
アドバイザーはあなたのお断り理由をもとに次の方を紹介したり、アドバイスの内容を変えたりします。
より自分に合う方に出会うためにも「金銭感覚が合わなかった」「家族観が合わなかった」など、具体的な理由を報告するようにしましょう。
こんなとき、どうする?
結婚相談所での出会い、交際の場合、結婚相談所が間に入っていることもあり、揉めるケースはまれです。
しかし、時には次のような事態が発生する場合もあります。
断ったのに相手から連絡が来る
交際がスタートしていると、お互いに連絡先を交換しているため、お断り後にも連絡が来る場合があります。
「なぜダメだったのか教えてほしい」「なんとかやり直せないか」などです。
このような場合は絶対に返信せず、婚活アドバイザー、もしくは結婚相談所にお断り後も連絡が来ている旨を伝えましょう。
結婚相談所は会員のあなたを守る義務があります。
あまりに悪質な場合は相手に対し退会処分など、毅然とした対応をしてくれます。
間違っても自分で解決しようとしないことが肝心です。
相手が乗り気すぎて断りづらい
自分は合わないと思っているのに、お相手がものすごく熱心で、どんどん話を進められてしまうという、断るに断れないケースもあります。
この場合も、基本的には婚活アドバイザーに相談し、対応を一緒に考えてもらいましょう。
特に、乗り気でないのに婚約まで進みそうという場合は必ずアドバイザーに相談してください。
結婚相談所にいる限り、アドバイザーは必ずあなたの味方をしてくれます。
婚活やお付き合いに慣れていない人ほど、お相手のことを優先し、自分の気持ちを押し殺してしまいがちです。
しかし、結婚相談所はあくまでも「あなたが幸せになるために」結婚相手を探す場所。
あくまでも自分ファースト、自分の気持ちに正直であることが大切です。