さて、タップル特集【後編】ではサクラや業者に関するポイントにメスを入れます。
良いことだけ並べるのは誰でもできますが、こういった部分を包み隠さず公開しているサイトはそう多くはありません。
サクラ・業者の存在
残念ながら、結論から言えば一定数のサクラがいる。というのが答えになります。
まずは検証結果からお話しましょう。
同一写真・別名ユーザーの存在
様々な角度から検証を重ねた上で、決定的な証拠となったのが「同一写真・別名ユーザー」の存在です。
具体的には、同一の写真で名前や地域・年齡の異なる複数のユーザーが存在しています。
タップルの仕組み上一度「いいかも」or「いまいち」を押したユーザーは二度と表示されることは無いハズです。
しかし、1,000人程度を連続的に閲覧してみると「あれ、この人さっきも見たよ?」と同一写真・別名ユーザーを発見することができました。
考えられる可能性としては
①どちらのアカウントもサクラである。
②どちらかのアカウントが他人の写真を利用して複製したアカウントである。
ということになるのでしょうが、まぁどちらにしてもサクラ(または業者)が混じっていることに変わりはありません!
発見した同一写真カウントの割合としては1,000人閲覧して4-5人(アカウント)となっており、全体のユーザー数からすれば決して多い数字ではありません。
ですが、これは間違いなくサクラもしくは何らか危険な目的のために作成された業者アカウントであることは明らかで見逃すことはできません。
サクラの判別が難しい仕組み
正直なところタップルは一般の婚活サイトと違いサクラ判定がし難いです。
上で書いた「同一写真ユーザー」はあからさまなサクラですが、当方で行ったように1,000人以上を一度に閲覧するような変則的な操作をしなければ見つけることができないですし、1日20人ほどのカードでは判明できないのが実情です。
他の婚活サイトで採用されているようにログイン時間やメッセージの既読有無、いいね(いいかも)の受信数が確認できる仕組みであれば相手の動向から察知することもできますが、タップルにはこれらの機能はありません。
そのため、相手の動きが全く読めず「サクラや業者かも…」と思ってもそれを決定付ける判断材料が無いのです…
うがった見方をすれば、ユーザーの回遊性を上げるためにダミーのアカウントが存在したり、何万もの「いいかも」を貰っている(または送信している)オトリアカウントがあってもおかしくありません。
さらに一覧での検索機能が無いことでサービスの全体像を把握しにくく、サクラ行為をする側にとっては最適な環境が整ってしまっているのです。
モデル級の美女やプロフィールが完璧なのにやたら積極的な異性がいれば多少は疑って掛かっても良いでしょう…
タップルに潜む危険性
多少のサクラや業者の存在に目をつぶれば、流動性も高く非常に優秀なサイトと評価できますが、これら偽アカウント達に危険は無いのでしょうか?
偽アカウントの種類は2つに分かれます。
1つは、ユーザーの回遊率を上げる運営側サクラです。
これはいくらアタックしても言わば「一人相撲」を演じているようなもので、虚像を相手にしているに過ぎません。
ポイントや労力を無駄に消費するという点では許しがたい存在ですが、危険性に関しては大きな心配はないでしょう。
タップルはメッセージ数に応じた課金も無いので、これらサクラに騙され異常な課金をすることもありません。
単純な盛り上げ役であり、それ以上でも以下でもないのです。
問題はもう一方の業者によるサクラアカウントの存在です。
これは重大な危険を伴うこともあるので万全の注意が必要です!
婚活サイトの危険でも説明したように、彼らの手法は様々ですが、代表的な流れはこうです。
- 悪質業者の流れ
-
・魅力的な写真のプロフィールで「いいかも」を送信して来る。
↓
・マッチングし、メッセージが始まる。
↓
・LINE等外部サービスでのやり取りを打診される。
※この時点でLINEアカウントを搾取されてしまう。↓
・さらに…別の出会いサービスへ誘導されたり電話番号やSNSアカウントなど個人情報を自然と聞き出されることも。
※ここまで来ても騙されていることに気がついていない人も大勢います。↓
・最悪のケースでは盗み取られた個人情報で犯罪行為に巻き込まれたり、誘導先の出会い系でぼったくり被害にあう危険性もあるのです。
少々大げさに感じる部分もあるかもしれませんが、他のサクラゼロ宣言をしている(検証結果でもサクラの存在は無い)婚活サイトと比べるとある程度のリスクを承知で活動する必要があるのかもしれません。
結果、会えるのか?
ここまでサクラ・業者の存在についてシビアな現状を解説してきました。
しかし、タップル全体から見ればサクラアカウント率は5%未満と言え、ギリギリ許せるレベルでしょう。
では婚活・恋活という視点から見てどのくらい会えるのでしょうか。
男女によってその差が激しいのでそれぞれ説明します。
女性の場合
女性はプロフィールや写真をしっかり掲載しておけば、かなりの数の「いいかも」があります。
人気会員になると1,000件/日を超えることすらザラです。
女性は完全無料ですし、相手は選びたい放題でマッチングに困ることはないでしょう。
もちろん気に入る人がいれば会うことにも大きなハードルはありません。
(女性が引く手あまたなのは他の婚活サイトでも言えることですが…)
男性の場合
実はタップルの男性難易度は非常に高いです。
通常の婚活サイトでは1人がアクションできる数は20-100人/月程度なのに対し、タップルでは600人/月と数十倍の競争が発生しています。
そのため、ほんの一握りの超人気男性にマッチングやメッセージが集中し、その他大勢は非常に苦しい戦いを強いられる。
そんな圧倒的格差世界が成り立ってしまっているのです。
匿名性や全体像が把握できないシステムにより、この事実に気づかないのもタップルの落とし穴でしょう。
「1%の人気ユーザーが入れ食いでオイシイ思いをしている反面、99%の男性が女性と会うことすらできずに労力と会費を搾取されている。」
そんな現在の資本主義社会のような強烈なカースト制度が存在しています。
反対にルックス・ステータス・トークセンスに絶対の自信がある方は是非タップルを試してみてもらいたいと思います。
Omiai・ペアーズには敵わず!?
ここまで読んだだけではタップルでは"並の男性に明るい結果は無い"と死の宣告を降されたように思うかもしれません。
ですが、少し視野を広げて考えるとタップルだけが婚活・恋活ツールではありませんし、むしろ「婚活」を重視している方であればもっと最適なサービスがあるのです。
もちろん、気軽に恋愛からスタートできるタップルに興味を持ったということは、ガッツリ結婚目的!よりは恋人から自然にスタートできる関係を望んでいるとお察しします。
そこで特別ハイステータスな男性でなくとも十分戦える"恋活寄りな婚活サイト"を紹介したいと思います。
と言っても業界では超有名どころなので聞いたことがあるかもしれませんが、真面目な恋愛を求めるならOmiaiとペアーズの2強に敵うサービスは存在しません。
両サービスの違いは「ペアーズ&Omiaiの違いを徹底比較」でまとめていますが、共通した特記事項は次の3点 です!
サクラゼロ!
まず、サクラはゼロです。
これは実際に2年以上定期的にチェックしていますが、サクラと言える存在は確認できていませんし、フェイスブック認証を実装した不正防止の仕組みも功を奏しています。
確かに「婚活サイトのサクラ有無」で解説した業者アカウントを見かけることは極稀にありますが、翌日には"イエローカード""強制退会"等の処置がなされているので非常に信頼できる運営と言えるでしょう。
圧倒的なユーザーレベル
容姿やプロフィールを見ても全体的に魅力的な会員が多いです。
これだけのハイスペ男女を集められる2社の徹底したマーケティング戦略には脱帽モノです。
タップルのようなユーザー層のバラつきが少なく、真面目に恋愛したいという意識が伝わってくるアカウントが大半を占めています。
3割超のマッチング率
会員ステータスにより幅はあるものの20-60人/月程度のアクション(いいね)ができます。
これだけで見ればタップルの1/10以下?と感じるかもしれませんが、マッチング率は実に30%超です!
しかも、メッセージのやり取りも10行前後の比較的長文を1日に2-3通というスタイルが多く、チャット感覚でとにかくスピード命!のタップルと比べてだいぶ余裕を持って活動できますし、一人一人の相手と真剣に向き合うことができます。
余程自分に自信があり、高倍率な戦いに勝ち抜く覚悟がある方で無ければ、実績豊富なOmiaiやペアーズでじっくり活動してみてはいかがでしょうか。
以前、実際に婚活サイトを使ってみたという記事でOmiaiを利用した一ヶ月密着レポートを紹介していますので、婚活サイト登録後の具体的な流れを知りたい方は是非ご一読ください。