ダメゼッタイな違反・迷惑行為

安心して婚活に取り組むためには、婚活サイトを利用する一人一人のモラルが求められます。
あくまでも「結婚をするため」という明確な目的のためだけに、真摯に取り組む姿勢が大事であり、そういった気持ちを利用して行われるパパ活や援助交際への誘導、勧誘や詐欺行為は決して許されるものではありません。
もちろんこれらの行為は、まともな婚活サイトであればいずれも規約で禁止されています。真剣に婚活に取り組もう、という方が規約違反をすることはまず考えられませんが、被害に遭わないためにも具体的にどういった違反行為が想定されるのか、ここで把握しておきましょう。
嫌がらせや迷惑行為

婚活サイトの場に限った話ではありませんが、他者への嫌がらせや迷惑行為は当然禁止されています。具体的には、
- 暴言や誹謗中傷
- 相手を不快にさせるようなメッセージや画像を送信する
- 他のユーザーの情報を、SNSなどで公開する
などといったことが挙げられます。
そもそも何を目的に婚活サイトの場にいるのかわからない存在ですが、ごく稀にいることも事実です。まともに相手をする必要はありませんし、速やかに運営に通報するなどして対処しましょう。
言うまでもありませんが、婚活サイトを利用する上では相手への配慮、つまり「この言動は相手を不快にさせてはいないだろうか」といったことを常に考えながら行動することが求められます。
パパ活や援助交際を
目的とした利用
婚活サイトは、独身の男女が真剣に結婚相手を探すために用意されている場です。「出会い」という入り口は同じですが、性的欲求や金銭など不純な目的のために利用することは固く禁じられています。
これらを目的として婚活サイトを利用する行為は、真剣に結婚相手を求めている健全なユーザーにとって有害であるだけでなく、違法行為に該当する可能性すらあります。
実際には行為にまで及ばなかったとしても、サイト内で援助交際やそれに近いことを目的とした書き込みをするだけで「出会い系サイト規制法違反」となり、100万円以下の罰金刑に処される可能性もあります。
また、サイト運営者にはこういった不適切な書き込みやユーザーを排除する義務があります。だからこそ、健全な婚活サイトは登録の段階で本人確認を徹底しますし、不適切なユーザーは即刻で退会させるよう監視に努めているのです。
こういった不純な目的での出会いを求めるユーザーは、有料である婚活サイトではあまり見られず、出会い系サイトを主戦場としています。
真剣に結婚相手を探すためには、まず出会い系サイトと婚活サイトの区分けをしっかり理解し、登録サイトを間違えないことが第一です。
目的もユーザー層も異なる出会い系サイト
宣伝活動や勧誘行為

婚活サイトには「業者」と呼ばれる存在がユーザーとして紛れ込んでいます。婚活を目的とした登録者と見せかけて異性に近寄り、外部サービス(怪しいビジネスや宗教など)への勧誘を行う悪質な存在です。
婚活がなかなかうまくいかず、悩みを抱えている人は少なくありません。また、婚活には少なからずお金もかかります。そういった人たちの悩みに付け込み、マルチ商法や宗教へと引き込もうとする者がいる、ということは覚えておきましょう。
婚活サイトの運営は日々サイト内の監視を行っているので、業者と思わしきユーザーを発見したら都度排除していますが、同じペースで新しい業者アカウントが無限に湧いてきています。
結婚詐欺
業者よりもさらに悪質で厄介なのが結婚詐欺です。外部サービスへの勧誘等を目的としている業者とは違い、結婚詐欺師はあくまで普通のユーザーのふりをしてマッチング、デートまでします。詐欺師なので当然自分をより魅力的に見せることには長けており、騙せると目をつけた相手を自分の虜にしていきます。
結婚をうまく匂わせつつ、相手が完全に落ちたと見るや「実は借金があって、これさえ返せれば結婚できる」「仕事でどうしても必要なお金を用立ててほしい」などと言って金銭を要求してきます。
正常な状態ならすぐにおかしいと気付ける話でも、相手への恋愛感情や結婚への焦りなどから冷静さを欠いて、お金を出してしまうというケースは非常に多いようです。
このサイトをご覧の方が業者や結婚詐欺師といった騙す側になることはないにしても、騙されることだけはないようにこれらの存在には充分に注意しましょう。
未成年者の利用

婚活サイトは、未成年(18歳未満)の利用は禁止されています。また、同様に18歳であったとしても高校生の利用は禁止です。登録時の本人確認では、身分証の提出が義務付けられていますが、これは年齢を確認するためでもあります。
したがって、婚活サイトには基本的に未成年の登録者はいないと言えますが、成人の18歳ユーザーはいる可能性があります。
たしかに成人であれば婚活サイトを通じて出会っても問題はないのですが、万が一の事態を懸念するのであれば、そういった成人して間もない異性は出会いの対象とするべきではないでしょう。
もしも後から実は未成年だったことが発覚すれば、真面目な出会いだったとしても淫行条例違反となってしまう可能性があります。淫行条例違反は2年以下の懲役、または100万円以下の罰金と決して軽いものではありません。リスクを伴う相手とは接触しないように心がけましょう。