正攻法で挑む、男のネット婚活

成婚への道のり男性編

結婚相手を探すために婚活サイトを利用することは、もはや珍しいことではありません。むしろ、市場を拡大し続けている婚活サイトは、今後は結婚相手探しの主流になるでしょう。

そんな時代の流れの中、婚活サイトで婚活を始めてみよう!と考えている男性の方も多いのではないでしょうか?思い立ったが吉日、すぐに行動に移すことは非常に素晴らしいことだと思います。

しかし、婚活サイトは効率的に利用してこそ成果が得られるものであり、やるべきことをやらなければお金と時間を無駄にしてしまうだけになります。
婚活サイトはたしかに出会いの機会を提供してくれますが、具体的な利用の仕方を細かく指南してくれるわけではありません。このページでは、男性がより効果的に婚活サイトを利用するためのポイントを数々の項目に分けて解説していきます。

なお、女性編については以下のページで解説しています。

成婚への道のり【女性編】

命運を分けるサイト選び

目的に応じて婚活サイトを選ぶ

兎にも角にも一番に大事なのは、「サイト選び」です。出会いの場を提供してくれるサイトであればどこでもよい、なんてことはありません。まずは目的に合ったサイトの中から選ぶようにします。
ここで言う目的とは、「男性女性を問わず、会員が結婚を前提とした真剣な出会いを求めていること」を指します。

同じ男女の出会いでも、その場限りの暇つぶしや遊び目的、パパ活や援助交際目的で使われているサイトやアプリを選んでしまえば、結婚相手を探すのは限りなく難しくなるでしょう。
男女を問わずすべての会員が、結婚という目的のために登録しているサイトを選ぶことがまず婚活の第一歩です。年代別におすすめできる具体的な婚活サイトについては、以下のページを参考にしてみてください。

【年代別】おすすめ婚活サイト

料金プランをチェックする

女性会員の料金プランをチェック

婚活目的の会員だけが集まるサイトの中でも、その料金プランに細かい違いがあります。基本的には月額定額制となっており、半年や1年といった長期プランを選ぶと1月あたりの料金がお得になるシステムが採用されています。

ここで男性側として見るべきなのは、料金の安さよりも女性会員の料金システムについてです。婚活サイトの中には、「男性は有料であるのに対し、女性は無料」という料金システムを採用しているものもあります。
たしかに、女性無料のサイトは登録のハードルが低い分、女性会員が集まりやすくなります。
しかし、無料で気楽に登録できてしまうだけに、結婚に対する真剣度が低い、いわば「質の低い」女性会員も多くなる傾向にあります。

それに対し、男性と女性の間で料金システムに差がないサイトは、女性会員の真剣度も当然高くなります。婚活サイトを選ぶ際の一つのポイントとして、男女の料金システムに差がないところを選ぶことを覚えておきましょう。

会員数が多い大手から選ぶ

目的・料金システムの2点の条件を満たしたサイトの中から、さらに選別を行います。
シンプルに登録会員数の多い大手のサイトを選ぶのが無難と言えるでしょう。登録会員数が多ければマッチングできる確率も高くなりますし、より多くの人に選ばれているということが優良サイトの裏付けにもなります。

また、大手サイトほどセキュリティ対策や業者に対するパトロールを徹底している、という点も理由に挙げられます。
サイトの安全性は、ネット婚活をする上で死活問題となります。安心して利用するために、悪質なアカウントを即座に強制退会させるなど、管理対策を徹底している大手婚活サイトから選ぶようにしましょう。

プロフィール作成の手を抜かない

プロフィールを考える男性

安心して利用できる婚活サイトを選んで登録を済ませたら、まずは自分のプロフィール作成をします。

プロフィールは、相手の女性に自分を知ってもらうための最初の窓口であり、そこで大半の印象が決まると言っても過言ではありません。プロフィールがしっかりと、相手のことを考えて丁寧に作られていれば女性からのアプローチは増えますし、逆に記入すべき事項が埋まっていないなど、手抜きになっていれば出会いの機会を大幅に減らしてしまいます。

プロフィールの充実度がそのまま相手の女性に対して、こちらの真剣度として伝わるものとして肝に銘じ、可能な限り埋められる項目は埋めて情報を充実させましょう。

誠意が伝わるプロフィール

プロフィールの目的は、「相手に自分のことを知ってもらうこと」であることを忘れてはいけません。
自分の性格や人柄、趣味や休日の過ごし方、仕事に関することなどは基本事項として盛り込みたいところです。仕事に対する前向きな姿勢や、相手を思いやれる性格などはアピールしていきましょう。趣味に関してはアクティブなものが女性受けは良いですが、無理して嘘をつく必要はありません。インドアな趣味であっても、一般的に知られている範囲内のものであれば問題ありません。そこに惹かれる女性も必ずいます。一方で女性に理解されづらいと思われるものは、あえて書くべきではないでしょう。

加えて、婚活という場であることから、

  • 理想の夫婦像
  • 家事分担に対する考え方

なども書いてあれば、より結婚に対する真剣度が伝わりやすくなるでしょう。ただし、客観的に見て考えの押し付けになるような内容であれば、書くべきではありません。例えば「家事は女性側にしてほしい」「子供は絶対に二人欲しい」など、相手からすると押し付けに捉えられます。仮にこういった考えを持っていたとしても、それはプロフィールで書くべきではありません。

注意点として、自分を知ってもらいたいあまりに自慢話ばかりになったり、あまりにも長い文章になりすぎないようにしましょう。会ったこともない人の自慢話を聞きたい人はいませんし、長い文章も読みにくいだけです。あくまでも読む相手のことを考えて、伝わりやすく必要な情報をまとめるようにすることが大事です。

写真撮影のコツとバリエーション

プロフィール写真のポイント

プロフィールには、必ず写真を載せるようにしましょう。いきなりネット上に自分の写真を載せることに抵抗を感じる方も多いかもしれませんが、写真を見るのはその婚活サイトに登録している女性会員のみです。写真が載っていないプロフィールは、いくら良い文章が並んでいたとしても得体の知れないものに見られます。結果、女性受け入れてもらえる可能性はそこでほとんどなくなってしまうと言っても過言ではありません。

写真は、自己紹介文と同様にあなたの第一印象を決定する大事な要素となります。ほとんどのサイトが複数枚の写真を載せられるようになっているので、

  • 全身
  • 趣味の様子

など、自分の雰囲気や様子がなるべく女性側に伝わるよう、いくつかのバリエーションを用意して載せるようにしましょう。

服装や身だしなみが大事

女性に好印象を与える身だしなみ

服装や髪型は奇抜なものを避け、清潔感を意識します。仮にこれまでの自分とはかけ離れるとしても、この婚活を機に女性受けの良いプロフィール写真を作るべきです。始めに多くの女性に受け入れてもらえるプロフィールが用意できないと、そもそもマッチングができない可能性すら出てくるからです。
清潔感があり、真面目そうな雰囲気が出せる服装として以下のようなスタイルがおすすめです。

  • ジャケットスタイルをベースにしたカジュアルなシャツ
  • スラックスやテーパードパンツ
  • 暗い色の革靴

これらを全体的にはベーシックカラー(黒・白・グレー・ネイビー等)を中心にまとめた服装がベストです。※これに合う服装の画像チョイスはお任せします。
ビジネス用のスーツスタイルも悪くないですが、少し堅すぎる印象を与えてしまうかもしれません。

また、髭やまゆげなどを整えるなど、身だしなみも綺麗にするよう意識しましょう。ベストなプロフィール写真を自分で用意する自信がない方は、婚活やマッチングアプリ向けの写真撮影をしてくれるサービスの利用を検討してみても良いかもしれません。もちろんお金はかかってしまいますが、効率的な婚活を進める上では決して高い投資ではなく、むしろ必要経費とさえ言えるでしょう。

マッチング率を上げる
「いいね」の使い方

いいねの活用方法

基本的に婚活サイトも、他のマッチングアプリなどと同様に男女のどちらかが気になる相手へのアプローチをするところから始まります。サービスによって呼称は異なる場合もありますが、一般的には気になる相手に「いいね」を送信し、それを相手が受け入れることでマッチング成立、その後のメッセージのやりとりへと進む流れとなります。

登録から「会う」までの流れ

前項までで解説した通り、プロフィール作成をしっかり行なうことで女性側から「いいね」を貰える確率は確かに高まりますが、全体的な比率で言うと男性から女性へのアプローチからスタートする割合が高いです。

そのことからも、気になる女性がいたら積極的に「いいね」を送るようにしていくべきです。ただし、サイトによっては一定期間内で送れる「いいね」の数が制限されている場合もあります。また、無駄打ちをしすぎて相手からの反応がないパターンが増えれば、婚活そのものへのモチベーションにも影響しかねません。

積極的な姿勢は保ちつつ、マッチング確率が高い相手をしっかり見極めていきたいところです。

自分の属性に合った相手を見極める

マッチングの確率を高めるためには、「いいね」を送る相手の見極めが大事です。自分の属性を客観的に見て、特に年齢に関してはなるべく近い女性にターゲットを絞りましょう。

例えば自分が40代男性だと仮定した場合、20代女性にアプローチをかけたとしても、マッチングする確率は低いです。よほどの収入や経済力があり、それを証明する書類提出までできていれば別ですが、勝率の低い勝負をするのはナンセンスと言えるでしょう。

一般的に、マッチング率の高い年齢差は0~5歳程度までと言われています。男性は同年代から5歳年下まで、女性は同年代から5歳年上までを中心に、マッチング相手を探す傾向にあります。

これ以上の年齢差があると、経済力や価値観などの違いが出ることをお互いに警戒してマッチングに至りづらくなります。
婚活サイトを効率的に活用するためには、まず年齢が近く、趣味や性格の面で近い属性の相手にアプローチをかけるようにしましょう。そこで自分のプロフィールさえしっかり作れていれば、ほとんどの場合マッチングへと至るはずです。

オプションを使っての差別化も

有料オプションを使って「メッセージ付きいいね」を送ることができるサイトやサービスもあります。この人こそは!と思った女性に対して、他の男性からのアプローチとの差別化を図る意味でも、必要な場面では使っていきたい機能です。

有料オプションを有効活用することも、婚活サイトで勝ち組になるためには重要な立ち回りとなります。

ファーストメッセージのお手本

ファーストメッセージの注意点

マッチングが成立したら、お相手の女性とのメッセージのやりとりが始まります。メッセージは「いいね」を送った側から先にする、などといったルールは特にありません。男性としては、マッチングに気が付いたらすぐにメッセージを送ってあげるのがスマートでしょう。

メッセージのやりとり、特に最初の一通目はプロフィールと同様、相手からの第一印象を左右する大事な要素となります。
まだ会ってもいないのにいきなり軽いノリで入るのは、軽薄だと思われるだけで悪手です。必ず敬語で、丁寧な文章を作ることを意識しましょう。自己紹介文と同様に、長すぎる文章は相手からすると読みづらく負担になります。適度な長さで一旦締め、2往復目へつながる内容にしましょう。

  • こちらから相手に「いいね」を送ったのであればその理由
  • 「いいね」を貰ったのであれば、それに対する感謝の言葉
  • 自分との共通点や惹かれたところ(趣味や写真の表情など具体的な点を挙げて)
  • 2往復目へとつなげやすいよう、相手への質問

これらを簡潔にまとめた内容にします。
例文を2つほど用意しましたので、参考にしてみてください。

例文①

はじめまして!〇〇といいます。
△△さんのプロフィールを拝見しまして、趣味がスポーツ観戦ということで親近感を覚えて「いいね」させていただきました。僕はよくプロ野球の観戦に行くのですが、△△さんはどのスポーツがお好きですか?よければもっとお話ししたいので、お返事お待ちしております。

例文②

こんにちは。〇〇と申します。「いいね」してくれてありがとうございます!嬉しかったです。プロフィールの食べ歩きされてるお写真、とても素敵ですね!これはどこのお店ですか?僕もご当地グルメを巡ったりするのが好きなので、もしよければいろいろお話できたらなと思っています。よろしくお願いします。

最初のメッセージでは、いきなり会う話を持ち出したりしてはいけません。長すぎず読みやすく、返信もしやすい丁寧な文章が好印象へと繋がります。

メッセージのやりとりを盛り上げる

メッセージのやり取りを盛り上げる話題10選

メッセージもコンスタントにやりとりができていないと、自然消滅してしまうものです。そうならないために、相手が返信しやすいような質問を盛り込み、いかに自分(男性)があなた(女性)に興味を持っているのかをアピールすることが盛り上げるためには重要となります。

それでも会ったことがない相手との話題に困る場面はきっと出てくるでしょう。そこで、マッチング相手とのメッセージを盛り上げるのに便利な話題をいくつか挙げておきます。話題に困った際に使ってみてください。

  1. お互いの仕事や業界に関すること
  2. お互いの趣味や共通点
  3. 週末の過ごし方
  4. 子供のころの話やエピソード
  5. 旅行で行きたいところやおすすめスポット
  6. 好きな食べ物やお気に入りの飲食店
  7. 好きな映画やドラマ
  8. 学生時代の部活やサークルの話
  9. お互いの地元の話
  10. 将来の目標や現在挑戦していること

これらは、まだ会ったことのない二人がお互いの理解を深めるための話題として鉄板です。ただし、プロフィールにすでに書いてあることを質問してしまうと、相手としては気分が良いものではありません。何を話題にするにしても、お相手のプロフィールを読んだ上で、それに沿った話ができるのが理想です。

逆に絶対に避けるべき話題としては、下ネタや自慢話、政治や宗教に関する話などが挙げられます。お相手からすると返事に困るだけで、プラスに働くことはまずありません。

また、お相手への気遣いとして、メッセージを送る時間帯は19時~23時くらいにするべきです。これより早い時間は、相手は仕事をしている可能性が高いですし、逆に遅い時間は寝ているかもしれません。変な時間にメッセージを送信すると、相手から「もしかして仕事をしていない人…?」などと勘繰られる要因にもなります。

対面への誘い方とタイミング

デートの誘いは男性から

メッセージでのやりとりを何度か繰り返し、お互いの緊張もほぐれたところで次は「実際に会う」段階へと進みます。これも始めの「いいね」やメッセージと同様、男女どちらからというルールはないですが、男性から誘うのがスマートです。

婚活サイトでマッチングした女性をデートに誘うタイミングは、メッセージの頻度によって多少前後はしますが出会ってから1~2週間程度をおすすめします。これより短いと相手から警戒されてしまいますし、長引かせすぎると決断力がない男だと見限られてしまう可能性もあります。
誘い方は、それまでの二人のやりとりによっても変わりますが

  1. 理由などは特に告げず、シンプルに「会ってみたい」ことを伝える
  2. 共通の趣味を理由にする
  3. 好きな食べ物や飲食店を理由にする

などが一般的です。誘うまでの1~2週間メッセージのやりとりが続いていれば、少なくとも嫌悪感を持たれていることはありません。ストレートに「会ってお話して、もっとあなたのことが知りたい」という気持ちを伝えれば、きっと受け入れてくれるはずです。

会う約束をする際の注意点

会う前の連絡における注意点

男性側から誘う以上、会う場所や時間帯などもある程度率先して決めるなど、女性をリードしてあげる姿勢は見せていきたいところです。

待ち合わせ場所は、特定の飲食店に行く目的がある場合などを除き、基本的には二人の居住地の中間地点、もしくは女性側にやや近い場所を選んであげるとよいでしょう。時間帯はお昼~夕方くらいの明るい時間を提案します。初対面でいきなり夜やお酒ありとなると、警戒されてしまう可能性があります。

お互い昼間は仕事をしていて、仕事の後でないとなかなか予定が合わないといった場合は別ですが、その場合もお酒のないお店を提案するなど、男性として女性に不安を与えない配慮をしましょう。

初デート時のお店と服装について

デートで選ぶべきお店

服装についてはプロフィール写真と同様、清潔感を第一にしつつ、季節感が合っているものを選びます。これらができていないと、初対面の相手からは「自己管理ができない人なんだな…」と思われてしまいます。

パンツや靴、羽織るジャケットはベーシックカラー、シャツは明るい色を選ぶとまとまりやすいです。特に靴はスニーカーにしても革靴にしても、綺麗なものを選ぶようにしましょう。靴次第で全体的な清潔感が大きく変わります。

初めての対面の際には、明るい時間帯に1~2時間程度、カフェやランチで会話を楽しむだけに留めるのが無難です。あまりに長い時間拘束してしまうと、お相手の性格によっては疲れてしまい印象が悪くなってしまう可能性があります。

お会計については賛否両論ありますが、男性が全額払うのがやはりスマートであり、好印象につながります。会計の負担を大きくしない意味でも、初回のデートは軽めのカフェなどに留めておくことをおすすめします。

アフターケアと次回のデート

デートの約束を交わす男女

初回のデートはマッチングした二人にとって大きな進展ではありますが、ゴールではありません。交際から結婚というゴールにつなげるためには、初回デート後のアフターケアと、2回目のデートの約束を取り付けることが大事になります。

少なくとも自分(男性側)にとってお相手の印象が良かったのであれば、しっかりとアフターケアをして2回目のデートへつなげなければなりません。
とにかくお互いの熱が冷めないうちに行動に移すことが大事です。雰囲気によっては、初回デートの最中に「もう一回会ってくれませんか?」と2回目のデートの提案をしても良いでしょう。

初回デートから帰ったら、必ずお礼のメッセージを送ります。まだ2回目のデートの約束をしていないのであれば、そこで「また会いたい」という気持ちを伝えましょう。お相手からの印象がそこまで良くなく、断られてしまうこともあるかもしれませんが、それはそれで仕方ありません。反省点があれば、次に活かすだけです。

もし2回目のデートをお相手が受け入れてくれたら、今度は初回よりも長く一緒にいられるデートプランを提案してみても良いでしょう。例えばランチからの映画や、水族館からの居酒屋など、二人の趣向に合わせて提案してみましょう。

交際の申し込み

交際に至った男女

2回デートをしてみて、違和感などがなく楽しく過ごせたならばそれは交際へと進むべきサインです。そこで下手に慎重になりすぎてもよくないので、3回目のデートで交際を申し込むつもりでいきましょう。

ただし、お相手も同じように考えているかはわかりません。2回デートをしてみて、「やっぱりちょっと合わないかも…」と思っている可能性も0ではありません。しかしそれもアクションを起こしてみなければわからないことです。3回目のデートに誘ってみて、それに応じてくれたらいよいよ脈ありだと思って差支えないはずです。

二人のデートのペースにもよりますが、初回デートから3か月程度で交際へと発展するケースが多いようです。
交際の申し込みは電話やメッセージですることもできますが、やはり会った上で直接告白した方が、誠実さがより伝わりやすいでしょう。告白をすることを前提に、二人の思い出に残るような場所でのデートを提案したいところですね。

複数女性とのやりとりを
同時並行した方が良い?

複数女性との同時進行

婚活サイトには、同時に複数の女性とマッチングしてはいけない、などといったルールはありません。すでに真剣交際をしているお相手がいるにもかかわらず、他の女性とマッチングすることにはさすがにモラル的な問題があると言わざるを得ないですが、同時進行で複数の女性とやりとりをすること自体はむしろ効率的に婚活を進めるために必須だとさえ言えます。

一人の女性にのめり込み過ぎると、そのお相手とうまくいかなくなったときに大きなショックを受け、その後のモチベーションに影響してしまうこともあるでしょう。他にもやりとりをしている女性がいれば、「今回は縁がなかった」とすぐに割り切って次へと進みやすいはずです。

また、うまくいっていると思っていたお相手と急に関係が途絶えてしまった場合に、並行して複数のやりとりを進めていないとまた1からのスタートになってしまいます。これも時間効率の面でよくありません。

それぞれの性格にもよりますが、どうしても複数女性と同時進行でやりとりするのには抵抗を感じたり、疲れてしまうという方も中にはいるでしょう。器用にできない方は無理にする必要はありません。効率よりも大事なのは、前向きに健全な心で婚活に臨めるかどうかです。
いずれにしても、真剣交際をするお相手が見つかったら、婚活サイトを退会するか一時的な休会という形にするべきです。それが交際するお相手への最低限の配慮だと言えるでしょう。

婚活における年収の壁

婚活プロフィールの年収表記

婚活サイトのプロフィール欄には、必ず「年収」の項目があります。そして女性のほとんどが相手の男性に「自分よりも高い年収」を求めているのも事実です。また、交際相手の男性に求める年収でもっとも多いのが「400~500万円」となっています(これは女性側としても高望みしすぎるとマッチング率が下がることから、控えめに設定している人が多いことも想定されます)。

この400~500万円という数字が多いか少ないかは置いておき、仮にこれよりも少ない年収だったとしてもプロフィールで嘘をつくことはおすすめしません。実際よりも大幅に高い年収に設定し、それに惹かれた女性とマッチングしたとしても、いつまでも取り繕うことは不可能です。
年収に自信がなかったとしても、それ以外の部分で興味を持ってもらえるようにプロフィールを充実させ、アピールしていきましょう。

逆に自分の年収が高いという自負がある方は、収入証明の提出をすることをおすすめします。お金目的で「いいね」をされる頻度も上がりますが、マッチングする機会が増えることは間違いないでしょう。
高い年収を求める女性も、婚活を続けていく中で現実を受け入れていくものです。真剣度の高い会員が多い婚活サイトほど、女性も年収以外の部分に目を向けてマッチング相手を探す傾向にあるので、男性が自分の年収の項目をそこまで気にする必要はありません。

バツイチ・
シングルファザーの婚活

バツイチ・シングルファザーの婚活事情
  • 離婚歴がある
  • 子持ちである

これらが婚活において不利だと考えてしまう方もいるかもしれません。しかし、これも年収と同様、プロフィールで隠すべきではありません。むしろ、正直に書いておくべきです。

マッチングした後に伝えるのは印象が悪く、それが原因で破談になるようなことを繰り返すのは効率的にもよくありません。しっかりとプロフィールに書くことで、それを前提として受け入れてくれるお相手とのマッチングを目指しましょう。婚姻歴があることを、経験豊富で頼もしいと感じる女性も今では珍しくありません。

また、最近では離婚歴がある方をメインの会員層としている婚活サイトも充実してきています。そういったサイトならば、自分に離婚歴があったり子供がいることに引け目を感じることなく、再婚活に打ち込むことができるでしょう。

なお、いずれのサイトを利用するにしても、マッチングした相手には過去の離婚事由や養育費の有無などは包み隠さずに説明するべきです。離婚事由は過去の相手だけのせいにせず、自分に未熟な部分があったのならばそれも認めることで、誠実さが伝わるはずです。
過去の失敗を人に明かすのはなかなか気が引けるものですが、真剣に結婚を考える相手ならば、受け入れてもらえるよう真摯に向き合いましょう。

ネット婚活で覚悟すべきコスト

ネット婚活のコスト

婚活サイトは、それまでの主流だった結婚相談所に比べると圧倒的に安価であり、またそれが普及した大きな要因でもあります。
しかし、安価とは言え一定のコストがかかることには変わりありません。選択するプランによっても変動しますが、1か月あたり2,000円~4,000円程度は婚活サイトの月額料金としてかかります。

また、女性とマッチングしてからの初回デート費用は男性が支払うべきものとして見た場合、カフェで1時間程度だとしても1回あたり3,000円程度はかかるでしょう。ただし、2回目以降のデートでは無理して全額デート代を払う必要はありません。価値観の問題なので難しいところですが、男性として払ってあげたいと思うのであれば出せばよいですし、金銭的に厳しいから半額とまでは言わないまでも払ってほしいのであれば、その考えを伝えるべきです。

そこで価値観が合わなかったとすれば、いずれにしても長く続くお相手ではなかった、と割り切りましょう。結婚を考えている相手だからこそ、自分の考えや価値観を共有して、それに共感してくれるかが大事になります。

その他、必要に応じてデート用の洋服を買ったりプロフィール写真の撮影するのにもお金はかかりますが、いずれも結婚という成果さえ得られるなら、必要経費としては安いものです。婚活をすると決めたならば必要経費は惜しまず、短期集中で成婚へと真っすぐ進みましょう。コストの他にモチベーションの維持という面でも、婚活は長引かせないことが成功への鍵となります。

まとめ

理想の相手を見つけよう

サイトの選び方からメッセージのやりとり、マッチング後のデートに関してなど、婚活サイトの活用の仕方についてまとめてきました。

専門のアドバイザーが色々サポートしてくれる結婚相談所とは違い、婚活サイトは良い意味でも悪い意味でも「自分次第」です。活用の仕方次第では安価で最高の成果を上げてくれますが、逆に何の成果も上げられずにコストだけかかってしまうこともありえます。

なによりも大事なのは、婚活に対して前向きな心で、熱意を持って向き合えるかどうかです。そのモチベーションさえあれば、婚活サイトを通じて結婚相手を見つけることは決して難しいことではありません。むしろ、理想のお相手はきっと見つかるはずです。

コストやスケジュール面で無理のない範囲で、皆さんが婚活サイトを有効活用してくれることを願っています。