【結婚相談所vs婚活サイト】違うのは料金だけじゃない!

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似て非なる相談所と婚活サイト

結婚相談所と婚活サイトの違い

「ネット婚活」と「結婚相談所」は成婚という同じ目的に向かうサービスですが、その実態は大きく異なります。
このページでは婚活サイトを結婚相談所と比較した場合のメリット、もしくはデメリット・劣る部分について公平な目線で比較します。

結婚相談所の仕組み

各々の違いを話す前に、結婚相談所の種類と仕組みを解説しましょう。
一般には語られない、結婚相談所業界の実態を包み隠さず公開していきます。

結婚相談所の種類

結婚相談所には大きくわけて、①独立運営型 ②加盟店型の2種類があり、特徴は次の通りです。

①独立運営型

独立型は自社会員同士をマッチングさせるタイプの相談所です。
集客から会員管理、マッチングサポートまで全て自社で行わなくてはならないので、必然的に大企業が多く「楽天オーネット」「NOZZE」「zwei」などが該当します。
数億規模の大々的な広告を打ち、数万人の会員を管理するWEBシステムを構築する必要があるので、数千ある結婚相談所の中でも独立型は数える程度の存在です。

料金は比較的リーズナブルに設定されておりますが、サポートは限定的なため、ユーザー自身がアクティブに動かないと成果に繋がり難いのも事実です。
最近では「エン婚活」など、データマッチング型と呼ばれる婚活サイト形式のものも登場しており、カジュアルから成婚目標を明確に定めた真剣需要までを網羅してきています。

独立運営型結婚相談所の仕組み図
②加盟店型

結婚相談所の99%はこの加盟店型になります。
上で紹介した独立型に対し「仲人連盟」と呼ばれるネットワークに加盟し、加盟会社間で会員情報を共有するスタイルです。
業界には10個程度の連盟が存在し、各数百社-1,000社超が加盟しています。

国内最大の「日本結婚相談所連盟」では、1,560社が加盟し、会員数は58,000人となり、次いで日本ブライダル連盟仲人ネットコムが有名どころで10,000-20,000人規模の団体となります。

加盟店型結婚相談所の仕組み図

結婚相談所が無数に存在する理由とは?

現存する婚活サイトがいいとこ数十サイトなのに対し、結婚相談所は全国で4,000-5,000社を数えると言います。
一つは結婚相談所の開設ハードルが低いことが挙げられます。

①独立型は別として、②加盟店型の結婚相談所であれば、50万-80万円程度の加盟金と会員1人以上が存在すれば誰でも開業することができます。
法人登記や特別な資格も不要なため、主婦が副業で運営しているレベルの小規模相談所も珍しくありません。

昨今はネット集客が一般的で、ホームページやブログがしっかりしていると大規模な相談所に見えがちですが、9割以上がスタッフ10人以下で構成される小規模事業者です。
会員数●万人と書かれている相談所は、加盟団体合計での人数なので、勘違いしないよう注意が必要です。

前述した日本結婚相談所連盟の例では、1,560社の加盟に対し58,000名の会員なので、1社あたりの平均会員数は37.2人です。
つまり、自社会員は良いとこ数十人から100人程度で、紹介はほぼ仲人連盟ネットワークから探してきたお相手なのです。

独立が容易な相談所ビジネス
独立や起業が容易な結婚相談所ビジネス

結婚相談所は仲人連盟にさえ加入してしまえば、紹介相手に困ることは無く個人でもスタートし易い業種と言えます。

ビジネスモデルとしては、不動産業に似ていますね。
不動産業も宅建(宅地建物取引士)資格・店舗事務所・業界団体加盟金200万円が揃えば簡単に開業できてしまいます。
不動産業界では「レインズ」と呼ばれる、連盟サイトに管理物件を掲載し、借り主側の同業他社とマッチングさせる仕組みです。

自社物件が無くてもこの団体システムさえあれば、全国の物件を案内することができるので、参入障壁が低いと言われていまし、実際12万社以上(コンビニの倍以上…)の不動産業者が存在しています。

結婚相談所も全く同じ仕組みで、会員から条件や好みをヒアリングし、加盟団体のWEBサイトで検索。
こちらの会員データと共にお見合いを申し入れ、お相手からOKが出れば対面となる流れです。

やたらと結婚相談所が多く、尚且つ中小事業者が運営していける背景とカラクリを理解いただけましたでしょうか?
極論、運営1人+会員1人の最低2人から事業化できてしまうため、結婚相談所はサービスクオリティの差が激しく、慎重に選択する必要があるのです。

結婚相談所利用における注意点

ここまでの説明では「結婚相談所は、誰でも始められて小規模事業者も多いから…」と否定的に捉えられるかもしれませんが、決して結婚相談所を否定するものではありません。
顧客数が少ないが故にきめ細かいサポートができたり、お相手との面会に同席してもらえたりと利点は多くあります。

しかしながら、婚活サイトに比べて利用料金は高額になりがちで、紹介できるお相手も限定的なため、次の点を理解し注意しましょう。

結婚相談所掛け持ちには要注意

結婚相談所の掛け持ちで失敗した女性

サポート体制や料金にこそ違いがあるものの、同じ連盟に加入している結婚相談所であれば共通のデータベースを使用するため、紹介可能な異性は一緒です。
結婚相談所選びの際は参加連盟を確認し、連盟の会員数や実績を下調べすることをお奨めします。
複数の連盟に加入している相談所もあり、会員数の多い連盟に複数加入している相談所なら出会いのチャンスと選択肢が広がると考えてよいでしょう。

また、2社以上の結婚相談所を掛け持ちしようと考えているなら注意が必要です。
看板こそ違うものの、同一連盟に加入していれば、結局紹介されるお相手は同じですので…
どうしても2社以上の掛け持ちをするのであれば、一つは加盟店型。もう一つは楽天オーネットをはじめとする独立型(全て自社会員の大手)にすることを推奨します。

ハイステータスの誇張には注意

医師男性のイメージ

結婚相談所の中には、医師・歯科医師・弁護士・会社経営者等のハイステータス男性。または、20代・CA・ミス◯◯など容姿端麗女性を過度にアピールしたHPも見かけます。
しかし、冷静に考えてこのような極限られた層の会員を充分な人数集めることなど現実的に可能なのでしょうか?

結婚相談所業界の仕組みを理解したあなたなら、答えは自ずと見えてくるはずです。

加入連盟の中には医師や20代美女も含まれているでしょう。
ただ、その人数は決して多くはなく、仮に上玉会員を見つけたとしてもお見合いが成立するかは別の話。
誰もが憧れるハイスペック会員は引く手あまたの存在なので、お見合い申込が絶えないのです。
相手目線で見ると、時間も限られお見合い1回につき数千円の"お見合い料"が掛かることを考えれば、自身も相応のスペックを持たなければ、彼(彼女)らを射止めるのが容易でないことは明白です。

利用料金の把握と予測

結婚相談所の料金と予算

結婚相談所の料金は各社が自由に設定可能なため、最大2倍程度の差があります。
大きく以下の内訳となり、会社により「入会金は高いが、月会費が安くお見合い料は掛からない」 「入会金はリーズナブルだが、成婚料が割高」など"味付け"は様々です。

①入会費用

相場:50,000円-300,000円

まず最初に発生するのが入会金です。
相談所により幅が大きい項目ですが、概ね30万円以下を設定している場合がほとんどです。
ちなみに相場は、データマッチング型<独立型(自社会員制)<加盟店型の構図となっています。

②月会費

相場:8,000円-30,000円/月

ネット婚活も同様ですが、結婚相談所も月会費が必要です。
昨今では10,000円を切るプライスも増え、利用のハードルを押し下げています。
月会費が高い代わりに入会金を格安にしている業者もあり、総合的に判断しなければなりません。
入会金が安く、その分月会費が高い方が、より期限を意識して活動するユーザーが多いという見解もあるようです。

③お見合い料

相場:5,000円-10,000円/回

お相手との見合い回数に応じて発生する費用です。
1回あたり5,000円程度が相場とされており、高くとも10,000円以内となっています。
また、大手を中心に「お見合い料無料」「月◯回まで無料」というプランも増えて来ています。

④成婚料

相場:100,000円-500,000円

成婚料は入会金と同様金額的なインパクトの大きい部分ですが、結局は入会金で取るか、月会費で取るか、成婚料で取るかの違いです。

また、金額面以外での注意点は"成婚"の基準です。
「6ヶ月以上の交際で成婚と見なす。」と独自基準を設けたり、酷いところは「交際スタート=成婚」としている相談所も存在します。

交際スタートと婚約では雲泥の差がありますよね…
サービス選びの段階では見落としがちなポイントなので、ご注意ください。
さらに、医者・歯医者や弁護士等のハイステータスな方と成婚した場合100万円を超える成果報酬を求めるケースもあります。

年間コストは?

1年間利用した場合のコストは最低40万円、最大で100万円程度になります。
もし成婚した場合(めでたいことではありますが)、さらに成婚料の支払いが必要になります。
成婚料や会費、お見合い料をワンプライスにしたコースプランを用意した相談所もありますが、これも概ね40-100万円の相場となっています。

その他、フォト撮影料やイベント参加料、さらには紹介料目当てに保険加入を奨めてくる担当者もいるとか…
結婚相談所側も団体への加盟金・会員登録料・会員サイト利用料等が発生するため、業界全体が高コスト体質と言えるのかもしれませんね。

一般的に年間50,000円-100,000円の費用が必要と言われる婚活サイトの料金相場に比べると約10倍と言えます。

婚活サイトとのメリット比較

少々長くなりましたが、結婚相談所の仕組みと実態を理解いただいたところで、肝心の対婚活サイト比較をしてみましょう。
まずは、成功率・会員数・コスト等の基準で比べた一覧表をご覧ください。

婚活サイトVS結婚相談所の特徴比較

婚活サイトの比較一覧表です。スマートフォンにて閲覧時は⇒方向にスライドして御覧ください。

婚活サイト
結婚相談所
一言コメント
会員数
10万人〜500万
1,000人〜5万
会員数はその手軽さもあり、婚活サイトに軍配があがります。
ただし、両者とも一定の"幽霊会員"が存在します。
利用料金
【年間】
2万円〜10万

【月間】
1,500円〜8,000
【年間】※入会申込
40万円〜100万

【月間】
1万円〜3万
コスト比較では10倍程度の開きがあります。
価格なりのサポートを実施している相談所もあるので一概には言えませんが、気軽に支払える金額で無いことは確かです。
サポート
基本的にサービス提供のみ
一部、非対面のサポート有
専任担当者
定期面談
お見合い同席等
サポート面では結婚相談所が圧倒的に優れています。
対してネット婚活各社は"出会いの場"を提供するというスタンスと言えます。
成婚率
計測不可能
2030%程度
※入会1年以内で成婚に至る会員の割合
本人希望に加え、担当者は"現実的なお相手"をアテンドする傾向があります。
料金ハードルもあり、男女共に結婚意識の高いユーザーが集まるため比較的高い成婚率を誇っています。

一方、婚活サイトは出会った後の"交際の行方"を追うことが難しく、正確な成婚率を計測することができません。
女性無料サイトもあり、カジュアルな会員も多いため、成婚に関しては相談所程の成果は望めないでしょう。
成婚スピード
年〜2
3ヶ月〜1
やはり成婚スピードも結婚相談所に分があるでしょう。
互いの結婚意識が高いことと「成婚料」が占めるウエイトが高いため、担当者もゴールに向けて出来る限りのサポートを実施します。

また、結婚相談所では、交際6ヶ月を境に婚約or破局を選択するのが一般的です。ずるずる付き合ってはみたけど、結局別れてしまった。ということが無いのは強みと言えます。

婚活サイトでは、まず"お付き合い"からスタートし、本人同士のタイミングで婚約します。そのため、交際期間が長期化するケースもあり、成婚スピードとしてはバラつきが出るのです。
年齢層
【男性】
25歳〜50

【女性】
20歳〜45
【男性】
30歳〜60

【女性】
26歳〜55
どちらも広い年齢層に利用されている婚活ツールですが、年齢層には特徴があります。

結婚相談所は金銭的ハードルもあり、30歳以上がメインボリュームとなります。
女性は20代も一定数存在しますが、9割以上は26歳以上となっています。

婚活サイトもサービス毎のコンセプトによる部分は大きいですが、男性は20代後半〜、女性は20歳前後〜と若年層の会員も目立ちます。
本人証明書
免許証
保険証
免許証
保険証
本人証明書に関しては、どちらも差異は無く厳格に管理されていると言えます。
ただし、ネット婚活では写真による書類確認となるため、悪意を持つユーザーなら偽造も可能と言えます。
詳しくは「ネット婚活に潜む危険」を参照ください。
独身証明書
一部アリ
基本的に提出
一部婚活サイトでは独身証明書の提出を任意で受けています。
書類が提出されると「認証フラグ」が出て信頼度UPに繋がります。

結婚相談所では基本的に提出必須となっています。
収入証明書
一部アリ
基本的に提出
※一定以上の場合に限ることも
収入証明も一部婚活サイトでは提出により、年収欄の信憑性UPが可能です。

結婚相談所では、高額年収(600万円以上等)の場合、提出必須など各社独自基準があります。
安全性
登録時審査
24時間パトロール
ペナルティ・強制退会
対面による本人確認
相談所を介したアプローチ
お見合いは担当者の同席可能
入会時に面談があり、結婚に対する意識や人となりを確認できる結婚相談所は虚偽申告者も少なく安全性の点では問題ないと言えます。
婚活サイトも徹底した有人監視とシステムによる違反者抽出で、かなりの精度で違反行為を摘発できるレベルに達しています。
対面時に当事者2人だけという点は、相談所に比べ不安要素となりますが、最低限の安全対策はとられていると言えます。

こうして一覧比較すると、それぞれ強みがあることがわかります。

婚活サイトは「数」と「コスト」

まず、ネット婚活のメリットは一目瞭然ですね。
会員数に関しては累計100万人を超えるサイトも珍しくなく"選択肢"が豊富です。
あくまで"累計"なので、現在進行系で活動している会員は10-20%、それでも20万人-100万人のアクティブユーザーを抱えていることになります。

年齢は35歳まで
居住地は関東近郊
共通の趣味
喫煙や飲酒の有無

と細かな条件を指定して、お相手を検索することができます。
"条件主義"に陥りやすいといえばそれまでですが、万単位の選択肢があるのは婚活サイト最大の強みと言えます。

また、コスト面でも優秀で、入会は無料・月会費4,000円前後が相場で1年間利用したとしても50,000円に満たない出費です。

さらにほとんどの婚活サイトでは"長期契約割引"が用意されており、3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月と一括前払いすることにより、月単位のコストを下げることができます。
一例ですが、ヤフーパートナーは12ヶ月単位で契約すれば、月あたり1,000円台まで割引されます。

結婚相談所は「成婚率」と「スピード」

対する結婚相談所は、徹底サポートを武器に”スピード成婚"に照準を合わせています。
最低40-50万円を投資した男女が集まっているだけあり、そもそも結婚に対するモチベーションが高く、対面や交際も明確に結婚を視野に入れたものになります。
両者に担当者がつくことにより、直接は伺いにくいお相手の感触や次回デートの調整まで率先して進めてもらえるのです。

自身の積極性や行動力が必要ではあるもの、強力なアシストをもらえることは間違いないでしょう。
敢えて例えるなら、電動自転車で坂道を駆け上がるようなもの。前向きな気持ちさえあれば、相談所側がその力を何倍にもして後押ししてくれるのです。

婚活サイトが数万人の中から自力でお相手を探していくのに対し、相談所ではある程度目星を付けてお見合いをするので十数回でお付き合いする方と巡り会うことも珍しくありません。
スタートが"結婚前提"なので、互いに大きな問題がなければ自然とゴールに向かう傾向があります。

並行利用で全開婚活

婚活サイトと相談所の並行利用で全力婚活

「結婚相談所VS婚活サイト」を表題に様々な比較を行ってきましたが、極論は"どちらも並行して使え"です。
婚活は年齢という絶対的なリミットを持つため、何よりも効率を重視しなくてはなりません。

その意味でも、

婚活サイト=万人を対象に理想を追い求める
結婚相談所=現実路線での着実な活動

と役割を明確にして活用するのです。
婚活サイトは相談所ほど成婚率が高くないものの、金銭的負担は少なく、空き時間を有効活用できるため、別物と考えてトライしてみてはいかがでしょうか。


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