結婚は永久就職ではないという事を
改めて認識してみる
女性なら、誰しも素敵な結婚生活に憧れを抱くもの。
愛する旦那様やかわいい子どもに囲まれた家庭を想像すると、改めて婚活を頑張ろうと思えますよね。
ですが、婚活中の今だからこそ、改めて考えていただきたいことがあります。
それは「結婚は永久就職ではない」つまり、「結婚=人生のゴール」ではないということ。
確かに、結婚は「ゴールイン」などと表現されることが多く、独身生活に終止符を打つという意味では、ゴールと呼ぶにふさわしい人生の節目とも言えます。
また、一昔前までは結婚を機に仕事を辞め、家庭に入る女性が多かったため、「結婚=永久就職」なんて捉え方もありますね。
しかし、実際には結婚後の生活の方が独身時代よりもはるかに長いことを考えると、結婚をゴールとするのはちょっと早まりすぎだと思えてきませんか?
むしろ結婚は、新たな生活のスタートであり、結婚後も自分の幸せや人生設計を自ら考え、構築すべきところは、独身のときと何ら変わりないのです。
今回は、悠々自適で楽しいだけの結婚生活を信じて疑わない婚活女子にぜひ一度考えていただきたい、結婚後に直面する悩みや苦労についてご紹介します。
リアルな結婚後の生活を想像することで、自分の結婚観や人生設計にズレはないか、改めて認識してみましょう。
既婚女性に聞いた!
結婚後に直面する不都合な真実
では、既婚女性が実際に「結婚=永久就職」ではないと感じた出来事についてご紹介します。
パートナーと金銭面での価値観のずれを感じた時
結婚して、お互いの価値観の違いを感じることは多々ありますが、その中でも「金銭面」に関しては特に重要。
なぜなら、結婚とは日々の生活そのものであり、生活にお金を切り離すことはできないからです。
出産時や家を建てるとき、子どもの進学、親の介護など、人生のあらゆる場面で金銭面の問題が絡んでくるため、パートナーとの話し合いはその都度必要。
価値観の違いは仕方ない部分がありますが、意識的にすり合わせを行い、解決を試みることが重要です。
子どもの養育や進学に関して悩むとき
50代 主婦 結婚28年目
結婚が早かったので、結婚後の悩みなんて深く考えていませんでしたが、実際には悩みや苦労の連続。
特に子どもが生まれてからは、健康面はもちろん進学や就職などでかなり気を揉むことが増えました。
結婚=永久就職と考えていた当時の私は甘かったんだなと今ではよく分かります。
結婚し、家族が増えることは素晴らしいことですが、その分悩みや心配事が増えるのも事実。
子どもの成長の過程で思うように意思の疎通ができなかったり、ケンカが増え、家庭全体に不協和音が流れることもあるかもしれません。
子育ては、まさに悩みの連続とも言えますが、自身を親として、また一人の人間として成長させてくれる素晴らしい出来事でもあります。
良い意味でも悪い意味でも、結婚=永久就職と捉えていた人にとっては価値観が変わる原因ともなるでしょう。
パートナーの家族や親せき付き合いで揉めた時
35歳 経理 結婚6年目
結婚後、お互いの家族との交流が増えたのは良いのですが、旦那さんと私の実家との折り合いが悪いので、気を使ってしまい完全に板挟み状態が続いています。
お盆や正月などで実家に帰る際はとにかく憂鬱。結婚もラクじゃないと感じる出来事でした。
「結婚は家と家との結びつき」とよく言われますが、そのことを実感できるのはやはり結婚した後でしょう。
夫婦共々、お互いの両親や親せきとも仲良くできれば問題ないのですが、そうでない場合も多く、付き合い自体が億劫になってしまうかもしれません。
また、親と同居、親の介護などで兄弟夫婦と揉めることなどもあり、結婚後も人間関係のトラブルは尽きることがないのです。
結婚後の生活を想像してみる
いかがでしたか?
結婚=永久就職だと思っている人にとっては、リアルな結婚生活の悩みや困難は想像しづらいかもしれませんが、婚活中の今だからこそ、改めて結婚は新たな人生のスタートであることを認識してほしいのです。
楽しいばかりの結婚生活ではないからこそ、時にはパートナーとケンカをしたり、乗り越えられないと感じる現実に突き当たることもあるでしょう。
結婚後に感じる悩みや心配事を想定し、一緒に乗り越えられると感じる人と巡り合うことができれば、そんな素敵なことはありません。
まだ起きていないことを予測するのは難しいかもしれませんが、婚活中に良い人と出会ったら、二人でいる未来を想像したり、語り合うと良いかもしれませんよ。
29歳 派遣社員 結婚2年目
結婚後、お金に関するケンカが増えました。私は典型的な貯蓄型で彼は投資志向が強い。
正直お金の貯め方、使い方ひとつでこんなに揉めるとは思っていませんでした。
結婚前には感じたことのない悩みだったので、改めて2人で生活していくことの大変さを実感しました。